ホームページ制作、資料・画像制作、動画編集、起業コンサル、ハンドメイドサービスなど「お客様(発注者)のお客様」へのアプローチが必要なサービスも多いです。その場合に気になるのがお客様(発注者)の好み。発注者と発注者のお客様の両方の好みを優先しなくてもいいケースもあります。先日ホームページの外観を作成させて頂いた際に、新たな気づきがありましたので、お伝えします。
目次
1.発注者の好みを優先しなくてもいい
2.ペルソナ設定から見たお客様パターン
・お客様は過去の自分パターン
・お客様が違うパターン
3.お客様のタイプと状況に合わせて変える
4.プロの視点を忘れない
5.好み≠満足度
6.終わりに
発注者の好みを優先しなくてもいい
先日作成させて頂いたホームページは、特定の方が見るオンラインサロンのようなページ。アクセス数やキーワードを考慮する必要もなく、「使いやすい」「見たくなる」を優先出来ました。そこで、私は発注者の好みでは無く、発注者のお客様の好みを優先したページを仕上げました。発注者のお客様の知り合いが何人もいたので、その方々を思い浮かべて「好きそうかな?」と想像して作りました。
出来上がったページはもちろん、発注者の今までのものとは違う印象に。発注者の好みと発注者のお客様の好みが異なっていたので起きたことでした。発注者の好みとは違うことを知っていたので(ブログに感想も挙げられていました)「変えてもいいですか?」と発注者に確認したところ、「変えない方がお客様には受けると思います。変えなくていいです。」という言葉をいただきました。
「発注者と発注者のお客様のどちらの満足度も大切」と思っていた私は正直驚きました。ですが、そこには大事な意味がありました。
お客様設定から見た発注者パターン
発注者のお客様がどのような方か(ペルソナ設定)によって2つのパターンに分かれます
- お客様は過去の自分パターン
- お客様が違うパターン
お客様は過去の自分パターン
この場合は、発注者と発注者のお客様の好みは、ほぼ一緒です。(違うこともありますが)過去の自分がお客様像なので、当然ですが…その為、発注者の好みを意識したホームページや作品を作ることが重要です。発注者の好きなものを好いてくれる人がお客様なので、当然ですよね♡
個人的には女性起業家はこちらのパターンが多いと思います。著名人などファンが多い方もこちらのタイプ。「発注者らしさ」が発注者のお客様に好まれます。発注者の好みを優先することで発注者のお客様の満足度も上がります。ハンドメイド系サービスの場合、好みが似た友人へのプレゼントなどもこちらです。
お客様が違うパターン
今回の発注者パターンです。発注者とお客様の好みが異なる場合、当然「お客様の好み」を優先します。今回の目的は「お客様が見たくなるホームページを作ること」です。発注者の好みが違う場合、発注者の好みを優先するとお客様の満足には繋がりにくいです。そのことに気づいている発注者の場合、発注者本人の好みを優先しなくてもOKが出ることがあります。
ただし、発注者によっては好みが違うことを意識していない場合もあります。事前に「発注者のお客様の好みに合わせていいですか?」と確認を取っておきましょう^^また発注者のお客様像が見えない場合、合わせて好みもリサーチすると作りやすくなります。ハンドメイド系サービスの場合、年齢や状況が離れた人(異性や両親など)、好みが違う方へのプレゼントがこちらです。
発注者のタイプと状況に合わせて変化させる
発注者が様々なビジネスやサービスを行っている場合、各サービスでお客様像が異なります。その為、あなたがどのサービスに関わるお仕事をするのか?で商品も変わってきます。また、季節性や安全性など発注者の好み以外のものが優先されるケースも多々あります。
プロの視点を忘れない
また、ホームページや画像作成、ハンドメイドなど、その道のプロならではの視点があります。いくら発注者の好みを優先しても、使いづらいホームページや見づらい画像、使えないハンドメイド商品では意味がありません。あなたがプロだからこそ、必要な時は発注者の好みより使用感を優先する必要もあります。
ただし、お客様はあくまで発注者。理由を説明した上で、発注者がこだわりを優先する場合はそれに従いましょう^^あなたの好みや思いは重要ですが、時に全て捨てることも必要です。
例えばアロマサービスの場合、あなた(サービス提供者)にとって好ましい香りでなくても、お客様が好みなら使用すると思います。そこで「私の好みは〜」と言わないですよね?ですが、お客様がいくら好みでも、使用方法が安全でない場合は止めるはず。その役割を発注者の代わりに、私たち受注者が行っているだけのことです。
好み≠満足度
発注者の好みでない場合も満足度が低いことにはなりません。最終目的は発注者のビジネスやサービスが発展していくこと。発注者のお客様の幸せが目的の場合、発注者の好みがお客様と合わなくても満足度は下がりません。「お客様が喜んでいる」「数字が上がること」ことに対して、発注者の満足度が高まることもあります。
終わりに
同じ発注者でも、事業内容によってペルソナ設定が変わることもあります。発注者の状況やサービスに合わせて、こちらのパターンも変えていくのが望ましいです^^ですが、提供サービスのプロとしての姿勢も忘れずにいたいです。お客様(発注者)の好みとお客様のお客様(発注者のお客様)の好み、使用感や安全性などプロとしての目線を上手に組み合わせ、満足度の高いサービスを提供したいですよね♡私も日々精進いたします^^
お読みいただき、ありがとうございました。