おひとり様起業

あなたは大丈夫?お仕事中の作業姿勢をチェックしよう

おひとり様女性起業家の場合、会社とは異なり、PCや机などの仕事道具・環境を全て自分で整えることが多いです。その場合に気をつけて頂きたいのが、作業環境。デザイン性や値段重視ではなく、快適に作業が出来ないと初めは良くても、身体に負担がかかります。長く効率的に作業を続けていくためにも、PC作業の管理についてお伝えします。

目次

1.作業管理とは

2.作業管理を意識したきっかけ

3.実際に私が行った対策

4.終わりに

 

作業環境管理とは

作業の負荷を減らし、適切な状態で作業をすることです。おひとり様女性起業家の場合、ご自宅やサロンでのお仕事がメインとなる場合が多いです。オンライン化が進み、zoomなどのオンラインシステムを使ったやりとりも増えています。そこでPCを身体に負担なく使うことが重要となります。

PC作業については厚生労働省のVDTガイドラインに定められています。ガイドラインに沿った対策を行っている会社も多いです。私の前職は産業保健師だったため、年に1回、VDT健診としてPC作業者の状況について健診を行っていました。(通常の定期健診ではなく、PC作業が身体に与える影響を見る健診です)

 

作業管理を意識したきっかけ

元々、産業保健師だったため作業環境管理の重要性は十分わかっているつもりでした。それでも、自宅でのPC作業が増えると、おひとり様な分、休憩を入れ忘れたり、家族の都合等で無理な姿勢での打ち合わせや講座が続いたりしました。

 

すると先日、首の後ろがついに痛くなってしまい…30分もしないうちに首が痛くなり、頭がボーッとしてPC作業への集中が継続出来なくなってしまいました。私の仕事はweb関連。WordPressホームページの制作や資料制作、SNSとホームページの更新…仕事のほぼ全てがPCを利用するものでした。

そのため、PC作業が出来ない=仕事が出来ない。やりたいことや考えたいことは沢山あるのに、全然仕事が進まない1週間を過ごしました。

 

実際に私が行った対策

開業して約3ヶ月、初めて作業環境を整えることや休息の重要性を実感しました。そこで以下を行いました。是非やっていないことがある方は取り入れてみてください^^

  1. 1時間に1回は休息をなるべくとる
  2. アイマスクを使用し、目を休める時間を作る
  3. 肩と首の体操・ストレッチをする
  4. パソコン画面の高さを合わせる
  5. 座布団を使用して手の高さを合わせる
  6. デスクトップの整理整頓を行う

 

1時間に1回は休息をなるべくとる

厚生労働省のVDTガイドラインに以下のように記載されています。(令和元年に改定)

一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に 10 分~15 分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1 回~2回程度の小休止を設けるよう指導すること。

ですので、PC作業からノートに書く、スマホ作業に移行するのではなく、目を意識的に瞑って、しっかりと休むことが重要です。

PC作業の休憩からスマホ作業に移行しても、目は休まりません。私はタイマーを掛けたり、気づいた時に1時間経っていなくても目を意識的に閉じて、ブログの内容や言葉を考えたりすることを始めました。

 

アイマスクを使用し、目を休める時間を作る

また目が疲れている時には使い捨ての「蒸気で暖かくなるアイマスク」を使用し、目を休めています。その時、目が開いているものだと、ついついスマホを見たり他の作業をしがちです。目を休めるために「目が覆われているもの」を選ぶのがオススメです。

またその時に、音楽を聴いてリラックスしたり、音声配信でインプットを行うようにしました。休憩しながらインプット出来るのはありがたいです。そこからブログなどのネタを集めることも出来ますよね♡ラジオ配信など「音声のみで理解できる」媒体を選ぶと、映像がなくても理解度が上がるのでオススメです。

 

肩と首の体操・ストレッチをする

これは体操を教えている起業の先輩が「首が痛い」という私に教えてくださったものです。肩の上げ下げ(ポイントは首を前に突き出さないこと)、首を手で持って横にゆっくり倒す、など少し動かすだけで、首〜肩周りがポカポカしてきました。即効性もあるし、気分転換にもなります。

ネットで首・肩ストレッチなどと検索すると沢山出てきますので、ご自身にあったストレッチを休憩のルーティンにして頂くのをお勧めします。

 

パソコン画面の高さを合わせる

画面の高さについてもVDTガイドラインに推奨が記載されています。

ディスプレイ

(イ)おおむね 40cm 以上の視距離が確保できるようにし、この距離で見やすいように必要に応じて適切な眼鏡による矯正を行うこと。

(ロ)ディスプレイは、その画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい。

(ハ)ディスプレイ画面とキーボード又は書類との視距離の差が極端に大きくなく、かつ、適切な視野範囲になるようにすること。

(ニ)ディスプレイは、作業者にとって好ましい位置、角度、明るさ等に調整すること。

(ホ)ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないように配慮し、文字高さがおおむね3mm 以上とするのが望ましい。

 

「画面の高さは上端が目の高さとほぼ同じか少し下になる」が出来ておらず、かなり下であったため、首が痛くなったのだと思います。そのため、パソコンスタンドをすぐに注文、スタンドが到着するまではお菓子の箱(しかも紙箱!笑)を下に置いて、オンラインの打ち合わせや講座だけでも目線を上げていました。

私の場合、打ち合わせ等は全てzoomなので、zoomの時間を調整するだけでも、だいぶ楽になりました。パソコンスタンドはタブレットなども使用出来るので、1台あるととても重宝です。

 

座布団を使用して手の高さを合わせる

私は作業スペースの広さを重要視して、ダイニングテーブルで作業をすることが多くありました。(家事室があるのですが、テーブルが狭くて少し暗いので、ダイニングで仕事をしています)当たり前ですが、ダイニングテーブルは食事をするために適切な高さに設定してあります。

 

PC作業をするには椅子が少し低く、肘が下がった状態になっていました。前職で右手首〜右肘に痺れが出た経験がありました。当時、前の上司(当時は上司ではなくヘルプに来てくれていた)に相談したところ、アームレスト(パソコン用の手首おき)を頂きました。その場で自分が使っていたアームレストをくれたんです!!

 

それから手首への負担が減り、湿布を貼ったりと対処したことで、痛みは消えました。アームレストは第一子産休中に夫に貸したところ、帰ってこなくなりました。それ位、夫にとっても必需品となったようです。

 

手首〜肘が痛い場合、手首〜腕の下にアームレストを置いたり、手帳やノートなど厚さのあるものを置くと、高さが保たれて手が楽になります。アームレストがすぐに手に入らない場合は、是非集めのノートや本を置いてみてください。

 

私が使用しているMacBookProの場合、手前にトラックパッドがあり、少しスペースが空いています。そこに手首を乗せ、肘が下がらない角度にするように椅子の高さを調節すると、手首への負担がなくなりました。

 

ダイニングで作業をしている私は、椅子の高さが調節できないため、座布団を敷くことで対処したところ、手首はいい感じに収まっています(夫が雑貨屋さんで購入してきてくれた丸い座布団?です)近々キーボードを購入予定なので、購入後はアームレストか手帳などを敷いて対処しようと思います。(本当は勉強で使うような、高さの調整ができる回転する背もたれ付きの椅子が良いです

 

デスクトップの整理整頓を行う

直接的に関係ないと思われるかもしれませんが…整理整頓は画面での探し物をする時間が減り、作業効率がアップします。1つずつ「これ何のファイル?」と思いながら、フォルダやファイルを確認していくのは手間だし、時間もかかります。時間が長くなるとPC画面を見ている時間が長くなります…そのため作業時間が長くなってしまうのです…

デスクトップやフォルダの整理整頓を行うことで、PC作業時間自体を短縮することも、重要です♡

 

終わりに

無理な作業姿勢を続けることで、体には少しずつ負担が生じてきます。少しずつでも積み重なると大きな疲労になることも…おひとり様女性起業家は会社と異なり、作業環境やお仕事グッズを自分で選ぶことができます。だからこそ、可愛さだけでなく、身体への負担や機能性を重視した選択をしていきましょう。同じお仕事・作業でも生産性や効率性がぐっと上がるかもしれません^^

お読みいただき、ありがとうございました。

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